M・シューマッハ逆転優勝，そして引退

　

F1世界選手権シリーズ第15戦，イタリア・グランプリ（GP）は10日，当地のモンツァ・サーキット（1周5．793キロ）で決勝（53周）を行い，ミヒャエル・シューマッハ(37)＝ドイツ/フェラーリが予選2位から逆転し，1時間14分51秒975で今季6勝目，前人未到の通算90勝目を挙げた．
同選手はレース後，今季限りの引退を表明した．
　総合連覇が懸かるフェルナンド・アロンソ（スペイン，ルノー）は終盤にリタイアしノーポイント．
総合得点争いは首位アロンソが108点，8度目の王座を目指すM・シューマッハーが106点で2点差に縮まった．M・シューマッハの自力総合優勝の可能性が復活し，残り3戦で王座の行方は混沌としている．　
引用；時事通信

F1界の記録を更新し続けていたシューマッハが，引退表明をしました．劇的な逆転優勝のあと，美しく自分の選手生活に幕を下ろせた彼は，幸せな選手だと思う．

1991年のデビューからずっと注目され続けていて，長年表舞台にいたのに，もう引退をする年齢なんだと妙に関心を持ちました．タイガー・ウッズもそうですが，若い頃から注目されて潰れずにトップの地位を守っていると，引退なんて遠い話のように思えてしまうのね．(タイガーの場合はシニア・ツアーがあるから選手生活を引退するとなると大分先だと思うけど)

質素な生活を好み，ボランティア活動にも熱心だったシューマッハ．世界を代表するセレブリティの表舞台からの降板は，その世界だけではなく，多くの場所に影響をもたらすと思う．