予選C組 アルゼンチンvsオランダ

共にグループリーグ突破を決めてのリーグ最終戦
死のグループという前評判の中,よく考えてみればこの2チームが進むのは妥当なところ.
特にアルゼンチンは,非常に仕上がりが良くて,過去2試合しっかりと自分達のプレイをしていたと思う.

この試合はグループリーグの1位と2位を決める戦い.
W杯開幕前に,両監督は『たとえこの試合の前にグループリーグ突破が決まっていても,勝ちたい』と一番重要視していた試合.

現在は得失点差でアルゼンチンが1位.セルビア・モンテネグロから6点取ってるからね,貯金がたくさん(笑)
つまりアルゼンチンは引き分け以上で1位通過.オランダは,勝てば1位通過.

1位で通過すると決勝トーナメント初戦をメキシコと,2位ならポルトガルと対戦.
ここらへんで駆け引きが発生しそうですね.

試合結果は0−0のスコアレスドロー
1位がアルゼンチン,2位がオランダになりました.


前半は,静かな立ち上がり.
でも,どちらもすごく危険察知能力が優れていて潰す潰す(笑)

サッカーじゃなくてプロレスですかってくらいにお互い体を押さえつけたり突き飛ばしたり….
特に印象的だったのは前半の20分くらいかなぁ,アルゼンチンのDFアジャラのプレイ.
左サイドをガーーーーッと上がってきたオランダに対して,すごい勢いでタックル.
そこまでしなくてもぉ〜とか思うんだけど,いい態勢でクロスを上げさせない為にはこれくらいやんなきゃダメなんだね.
日本もこういうディフェンスが必要だと思う!!

静かな立ち上がりから,だんだんパフォーマンスが激しくなってくる.
中盤が魅力的なアルゼンチンがオランダをぐいぐい押しまくる.
30分くらいからは随分長い間,セットプレーが続いて,オランダは守備に奔走してました.
オランダの攻撃は中々エース,ファン=ニステルローイにまでボールがいかない.
今日はロッベンがお休みだったので,攻撃に幅がなかったんですね.


全体的な力,総合力でアルゼンチンの方が上だったかなというのが前半の感想.


ハーフタイムに入って,テレビの画面に出たのがこの画像

上から「ボール支配率」,「枠内に飛んだシュート数」,
コーナーキックの数」,「ファウル数」そして「カード数」.
なんか,アイコンが可愛かったので思わず写真に撮ってしまいました(笑)


後半になって,オランダペースになったんだけど,ファン=ニステルローイが外れちゃいました.
これはファン=ニステルローイの責任というよりは,彼にボールを供給できなかった中盤の責任だと思う.
しっかりボールを供給してやることができなかったからね.
ファン=ニステルローイに代わって入ったバベルと,カイトの2トップになって,前半よりはずっと組織的になって,攻撃守備共にアルゼンチンの自由にさせなかったんだけど,
得点することができなかった.


ここまでオランダを苦しめるのは,やっぱりアルゼンチンのメッシ&テベスの若いFWコンビでした.
2人とも守備はするし,サイドには走るしすごいすごい!!何より速い!!!
メッシを止める為にDFが3人がかり.でも持ちこたえるもんだから,ボール奪えるのはもうピッチ際だから結局外に出すしかないんだよねぇ….

メッシは18歳,テベス21歳とこれからのアルゼンチンは安泰ですね.

後半35分くらいに,10番リケルメに代わってアイマール登場!!
決勝トーナメントでは,大活躍してくれるでしょう!!