マルチナ・ヒンギス


幼い頃チェコから亡命し,スイス人となって14才の頃から世界の女子テニス界を席巻したスター.
容姿端麗,ビックマウスとも言える臆さない物言い,そして何より見ていて楽し
いそのプレイスタイル.
あっという間にNO.1の座に着き,全てが順風満帆だった….

妃紗がテニスにはまったきっかけをくれた選手です.
1999年のオーストラリアンオープン決勝戦.相手はフランスのアメリー・モレスモー.ヒンギスに比べて背丈も大きく筋肉隆々の体を活かした強いショットが持ち味の選手(ちなみに今年の全豪の覇者!!).
なんの知識もなく,ボーッと見ていた妃紗は『不利な試合だなぁ』と思ってました.
でも,体格差をものともせず,自らが得意とする頭脳戦,そして早い展開に持っていくことでどんどんとポイントを重ねていくヒンギスは,体格差なんてほとんど感じさせないプレイを披露しました.
そして優勝を納めたヒンギス
チャンピオンインタビューでの弾ける笑顔に流暢な英語.溌剌とした立ち居振る舞い….
そして小さな身体で頑張る姿.
全てが当時の妃紗には眩しかった.


あっという間に虜になってしまったの.


日本で開催される大会はほとんどなくて,彼女を拝めるのは四大大会の中継(WOWOW,NHKBS)のみ.だから1月の全豪,6月の全仏,8月の全英,10月の全米が楽しみでしょうがなかった.
まだ若いヒンギスは怪我で欠場することもなかったし,常にコンスタントにトーナメントの上位に進んでいたのでいつもヒンギスを中心に楽しんでました.


そのヒンギスがさ自らの頭脳プレイに勝つために他の選手が持ち込んだパワーテニスに圧倒され抵抗しようとした結果,怪我をして引退してしまった(正しくは無期限の休養).

すごく悲しかった.ヒンギスがいない間もそれなりにテニスは見てたけど,ファンが会場が,テレビの関係者がヒンギスを待っているのは明らかだったし.
ヒンギスの流れを汲むテニススタイル選手』,『ヒンギスの復帰は?』と表舞台から去っても彼女の名前がファン,メディアからなくなる事はありませんでした.


そして今年……
復帰しました!(o>▽<)o″
しかもベスト8!!

戻って来たヒンギスは少しふっくらとして,表情も優しくなり,物腰も柔らかくなった気がします.
でもいつもニコニコと自分の会心のショットの後に見せる笑顔は変わらなかった.

ヒンギスの女王復活有り得るかもしれない・・っ