春の雪
寒いかなか観に行ってしまいました☆
でも,この映画の完成試写会以下の大々的な宣伝にはヒロインを演じた竹内結子は一切参加しなかったんだよね.オメデタが理由なんだけど,それに製作元である東宝が『プロ意識が足りない,映画に対しての真摯な態度が見受けられない』って激怒,今後竹内結子を東宝製作の映画では使わないと言ってるとか言ってないとか.東宝に嫌われちゃあ映画の仕事もやりにくくなりそうだよね('〜')
まぁ,契約社会のハリウッドでは女優さんに「宣伝期間も含め,この映画に関わっている間はスキャンダル,妊娠は厳禁」っていう契約項目が大体入ってるらしいもんね.ハリウッドと比べられる竹内結子もかわいそうだけど,プロ意識がないっていうのはちょっとうなづけるかも….
肝心の映画の内容.
大正元年,華族のきらびやかな世界が舞台.
ドSの男とドMの女の悲劇.っていうか自分達で悲劇に仕立てちゃった感も.
妃紗,原作*1読んでから映画を観たんだけど,映画は「原作の情景の美しさ」を表現することにいっぱいいっぱいになってる感じ.
すっごく綺麗な風景なんだけど,それだけ…?みたいな.
やっぱり竹内結子に感情移入できないから???
映画の中で色んなキャラクターが竹内結子演じる聡子を「美人」「綺麗」「僕が見た中で一番の美女」と褒め称えるんだけど,妃紗はそのたびに『…そうか??』と思ってしまった(笑)おかしいなぁ,「いま、会いにゆきます」の時はすごくカワイク見えたのに….
逆におばあちゃんキャラが好きですね.妻夫木聡演じる清顕のおばあちゃんや,奈良のお寺の女住職など,ぽろっと出てきて,恋に翻弄されるバカップルを諭すの.
こーゆう人を大事にしなきゃね(謎)
あとは,原作よりもっといいキャラになってるのが清顕の親友の本田クン!!
彼がこの映画一番のいい男と妃紗は断定します!!!
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